返戻率が高い学資保険トップ10【2025年8月版】FPが選ぶおすすめランキングと選び方

今回は、元本割れすると言われていた学資保険の返戻率について、2025年8月時点の料率を使用して返戻率が高い学資保険の上位10商品をランキング化してみました。
では早速、ランキング早見表を見ていきましょう。
学資保険ランキング:トップ10
順位 | 商品名/保険会社 | 最大返戻率* | コメント(払込・満期モデル) |
---|---|---|---|
1 | つみたて学資 明治安田生命 | 127.4 % | 一括払/10歳払済・21歳満期 |
2 | 学資保険Ⅲ型 ソニー生命 | 121.5 % | 年払/10歳払済・22歳満期 |
3 | みらいのつばさ J型 フコク生命 | 109.5 % | 月払/17歳払済・22歳満期 |
4 | 学資応援隊 大学プラン JA共済 | 107.41 % | 月払/18歳払済・18歳満期 |
5 | ニッセイ学資保険〈祝金なし〉 日本生命 | 107.2 % | 年払/15歳払済・18歳満期 |
6 | 夢みるこどもの学資保険 アフラック | 104.9 % | 月払/17歳払済・18歳満期 |
7 | わくわくポッケ I型 太陽生命 | 101.85 % | 月払/18歳払済・18歳満期 |
8 | はじめのかんぽ かんぽ生命 | 101.8 % | 月払/10歳払済・21歳満期 |
9 | こどもすくすく保険 住友生命 | 101.7 % | 月払/18歳払済・18歳満期 |
10 | こども保険〈5年ごと利差配当付〉 SOMPOひまわり生命 | 100.9 % | 月払/18歳払済・18歳満期 |
*各社が公開する「代表的なシミュレーション」の最大値。契約者・被保険者の年齢・性別、払込方法、特約の有無で上下します。
学資保険 返戻率ランキングの評価基準と調査条件
- 最新料率は2025年8月7日時点のものを採用
- 契約者30歳・子ども0歳を基本モデルとし、返戻率の最大値を抽出
- 祝い金や医療特約を付けない “貯蓄重視” プランを優先
- 為替・運用リスクのある外貨建て・変額型は除外
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学資保険の返戻率トップ10詳細レビュー(2025年8月版)
各社公式サイトに基づく代表シミュレーション
モデル例:契約者30歳・子ども0歳/祝金なし・払込免除あり/大学資金集中型プラン
※返戻率は「受取総額 ÷ 払込保険料総額×100」。契約条件で上下します。
1位:明治安田生命「つみたて学資」
- 最大返戻率:127.4 %(一括払/10歳払済・21歳満期)
- 払込パターン:一括・5年・10年・月払(最長15年)
- 受取方法:大学4年間に年1回×4回/一括も可
- メリット:国内最高水準の返戻率・払込免除付き
- 注意点:一括払は初期負担が大きい。途中解約は元本割れリスク
2位:ソニー生命「学資保険Ⅲ型」
- 最大返戻率:121.5 %(年払/10歳払済・22歳満期)
- 払込パターン:月・半年・年払/5・10・15年払済など豊富
- 受取方法:17歳〜22歳の5回分割(Ⅲ型)/18歳一括(Ⅰ型)
- メリット:専任ライフプランナーによる設計・短期払でも高水準
- 注意点:ライフプランナー面談が前提で申込に時間が掛かる
3位:フコク生命「みらいのつばさ J型」
- 最大返戻率:109.5 %(11歳払済・22歳満期)
- 払込パターン:11・14・17歳払済/月〜年払
- 受取方法:大学4年間に集中(ジャンプ型)
- メリット:兄弟割引あり・月払でも高い貯蓄性
- 注意点:払込年限を伸ばすと返戻率が下がる
4位:JA共済「学資応援隊 大学プラン」
- 最大返戻率:107.41 %(養育年金なし・18歳払済)
- 払込パターン:15歳/18歳払済を選択
- 受取方法:大学入学年度に一括
- メリット:2025年4月料率改定で大幅アップ・全国JAで加入可
- 注意点:地域JAによって掛金・特約が微調整される
5位:日本生命「ニッセイ学資保険〈祝金なし〉」
- 最大返戻率:107.2 %(10歳払済・18歳満期)
- 払込パターン:5・10・15・18歳払済
- 受取方法:18〜22歳に年5回 or 一括
- メリット:2025年改定で短期払112 %台も可
- 注意点:祝金あり型や医療特約を付けると100 %近辺まで低下
6位:アフラック「夢みるこどもの学資保険」
- 最大返戻率:104.9 %(18歳払済・22歳満期)
- 払込パターン:10・17・18歳払済/月〜年払
- 受取方法:高校・大学で計5回+14歳時一時金
- メリット:払込免除・医療型特則が充実
- 注意点:祝金付き設計のため貯蓄効率はやや低め
7位:太陽生命「わくわくポッケ I型」
- 最大返戻率:101.85 %(月払・18歳払済)
- 払込パターン:18歳払済のみ(I型)
- 受取方法:大学入学時に集中受取(II型は高校+大学)
- メリット:医療・育英年金特約を追加しやすい
- 注意点:保障を外しても返戻率は100 %前後
8位:かんぽ生命「はじめのかんぽ」
- 最大返戻率:101.2 %(10年払・21歳満期)
- 払込パターン:10・18年払済
- 受取方法:大学入学年度に一括
- メリット:全国郵便局で手続き可・払込免除標準装備
- 注意点:長期月払・保障付加で100 %割れのケースあり
9位:住友生命「こどもすくすく保険」
- 最大返戻率:101.7 %(18歳払済・18歳満期)
- 払込パターン:18・20・22歳払済
- 受取方法:12・15・18歳に祝金+満期祝金
- メリット:節目ごとに学資が出る安心設計
- 注意点:祝金込み返戻率なので実質利回りは約1 %
10位:SOMPOひまわり生命「こども保険〈5年ごと利差配当付〉」
- 最大返戻率:91.09 %(大学プラン・月払)
- 払込パターン:18・22歳払済
- 受取方法:小・中・高入学前12月+満期祝金
- メリット:お見舞金・養育年金など保障が極めて充実
- 注意点:貯蓄目的のみでは元本割れリスクが高い
- 上位2商品だけで返戻率110 %超。短期払や一括払を選ぶとさらに向上します。
- 保障や祝金を付けるほど返戻率は下がるので、純粋な貯蓄目的なら「祝金なし・保障最小」が鉄則です。
- 学資保険の利回りは年0.3〜1.5 %程度。高リターンを狙う場合はジュニアNISA・iDeCoなどとの併用を検討しましょう。
返戻率を上げる3つのテクニック(+実践ヒント)
テクニック | 具体策 | 返戻率へのインパクト | 実践ヒント |
---|---|---|---|
1:払込期間の短縮 | 10年払・5年払・一括払に切り替える | +3〜15% | 例:つみたて学資を月払→10年払へ変更すると約113%→124%に上昇。ボーナス月加算・夫婦ダブル払いなどでキャッシュを確保しておくと◎ |
2:祝い金・医療特約を外す | “祝金なし” “保障最小” プランを選択 | +3〜6% | 「祝金で途中受取したい=収支がタイト」のサイン。貯蓄目的なら大学資金一括型+払込免除のみ残す構成が鉄板 |
3:加入年齢を早める | 妊娠中(出産予定140日前)から申込可 | +1〜4% | 契約者・子どもが若いほど運用期間が長くなり予定利率が乗りやすい。出生届後のバタつきを避け、妊娠6〜8ヵ月目で試算→申込がベストタイミング |
返戻率は「払込保険料総額」をいかに圧縮できるかで決まるので、短期払+シンプル設計+早期加入が究極の3セット。
途中資金が必要な場合は別枠でジュニアNISAや普通預金を併用し、学資保険は触らない聖域にすると強いです。
学資保険のメリット・デメリット(FP視点で深掘り)
視点 | メリット | デメリット | こんな家庭に向く |
---|---|---|---|
確実性 | 予定利率が固定/払込免除付きで大黒柱に万一があっても学資を確保 | インフレ率>予定利率だと実質目減り | 「絶対に学費だけは死守したい」保守派 |
税制 | 生命保険料控除(最大4万円)→ 所得税・住民税軽減 | 控除枠が小さく、NISAほどの税優遇ではない | 年収約400〜900万円で控除メリットが実感しやすい層 |
資金拘束 | “強制貯蓄”で教育費を流用しない | 途中解約で70〜90%の解約返戻金=元本割れ | 「自動的に天引きされる仕組み」を欲する家計 |
準備スピード | 一括払・10年払で資金を先に確定できる | まとまった現金が必要 | 出産祝いや退職金一時金など一括資金がある家庭 |
保障の拡張性 | 父母の高度障害・死亡時払込免除+子の入院特約 | 特約を付けすぎると返戻率低下 | 「医療も一括管理したい」ニーズ |
- 貯蓄 vs 保障 を混ぜない。貯蓄重視なら医療特約を“別商品”で済ませる。
- 途中解約が想定されるなら「定期預金 + ジュニアNISA」の方が柔軟。
- 控除効果は3年目以降でようやく実感 → シミュレーションは必ず“累計税負担ベース”で比較する。
学資保険だけで足りないときの代替策(併用モデルも提案)
手段 | 想定利回り ※過去平均 | 流動性 | インフレ耐性 | 主なリスク 注意点 |
---|---|---|---|---|
ジュニアNISA | 3〜6% | △ 18歳まで原則引出不可 | ◎ | 市場変動、18歳前の急な資金需要には不向き |
つみたてNISA(親名義) | 3〜6% | ○ いつでも売却可 | ◎ | マーケットショック時に元本割れの可能性 |
iDeCo(親名義) | 3〜5%+節税 | × 60歳まで引出不可 | ◎ | 教育費目的には流用不可/老後資金枠として併用 |
財形貯蓄(一般・年金) | 0.01〜0.2% | ○ | △ | 金利低迷—税優遇はあるが実質リターンは低い |
児童手当の先取り運用 | 3〜6%(NISA運用時) | ○ | ◎ | 児童手当改正で受給額が変動するリスク |
学資ローン準備枠 | − | ◎ | △ | 将来借入=利息負担増/年収制限あり |
併用モデル(ケーススタディ)
家計タイプ | 学資保険 | ジュニアNISA | つみたてNISA | コメント |
---|---|---|---|---|
保守型 教育費確保最優先 | つみたて学資(10年払済)200万円 | 0 | 月1万円 | 学資で元本確保し、つみたてNISAで上振れ狙い |
バランス型 リスク許容〇 | ソニー学資(15年払済)120万円 | 年40万円 | 月1万5000円 | 学資+投資50/50。NISAは教育費と老後費を兼用 |
攻め型 運用メイン | 学資保険なし | 年80万円 | 月3万円 | 児童手当+つみたてNISAでフル運用、リスク許容大 |
- 確保口座:学資保険で最低ラインを死守
- 成長口座:ジュニアNISAでインフレ&学費上昇に備える
- 保険口座:つみたてNISA/定期預金でキャッシュフロー調整
学資保険でよくある質問(FAQ)
Q:返戻率は何%あれば良い?
A:物価上昇率+1 %を目安に110%以上を推奨
Q:途中で解約したらどうなる?
A:契約年数にもよるが、多くは 70〜90 % の解約返戻金で元本割れ
Q:一括払と10年払、実質利回りは?
A:明治安田生命「つみたて学資」の場合、一括払=年率約1.6 %、10年払=0.8 %(試算例)
まとめ
- 127.4 % の明治安田生命「つみたて学資」がトップ。110%超は上位5社のみと言う結果
- 返戻率を重視するなら 短期払+祝金なし+早期加入 が鉄則
- 学資保険は 元本確保+保障 が主目的。リターン追求は ジュニアNISA などの併用で補完
- 最後は必ずシミュレーション → 複数社比較 → FPに相談 が失敗しない近道
我が家の子供は二人とも大学生になり、学資保険を検討したのは20年以上も前のことで懐かしく思います。
今回の記事が、これからお子さんを育てて行かれるお父さん、お母さんの参考になれば幸いです。
※引用データは各社公式サイトおよび公的リリースに基づきます。必ず最新パンフレットをご確認ください。
今日の格言・・
学資保険も奥が深いねんで!
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